このサイトを始めるときに、「この事は書いておきたい。」と思っていたアトピーの事。
なぜガーデニングのサイトでアトピーの事を?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子供が1歳の頃から「アトピーですね。」と言われ、現在13歳になってからも助けてもらっているのは、
「自然の力」だからです。
はじめは何もわからずに普通に皮膚科で出された薬を使っていたのですが、使うことによって生まれた疑問や経験から色々と調べ始め、3歳の頃には薬を使う事をやめました。
そして3歳からは主にクレイセラピーを使用し、食事にも気を付けながら毎年毎年少しずつ改善させていきました。
今回はなぜアトピーで薬を使う事をやめたのかをお話ししていきたいと思います。
アトピーで薬を使わなくなった理由。
初めての皮膚科。
子供の口の周りが荒れて、なかなか治らなかったので初めて皮膚科に行ったのが1歳の頃。
先生に診てもらうと、
「アトピーですね〜。これはこれからずっと薬で抑えていくしかないですね。」
と言われ、とても驚いた事を覚えています。
アトピーだと言われたことに驚いたわけではなく、一度診ただけで何が原因なのかも探らずに「薬で抑えていくしかない。」とたった一つの解決策のみを言われたことに
「えっ?!原因とか調べないんだ?薬で抑えるってずっと??使い続けるのかな?」と驚き、疑問に思いつつ少しモンモンとしながら薬をもらって帰りました。
処方してもらった薬はステロイド入りの軟膏でしたが、その頃の私はアトピーについてもステロイドについても何の知識もありませんでしたし、病院で出された薬を何の疑問もなく使っていました。
風邪を引いたから病院に行って薬をもらって飲む、それと同じ感覚です。
ただ風邪のようにすぐには治らず、薬を塗ればサッと治るのですがまた荒れる。。という事を繰り返し、なかなか治ることがありませんでした。
その頃からステロイドの事も何となくネットで調べ、長く使うと良くないような事を知り「あまり頻繁に使わない方がいいのかな?」と薬に対しても疑問に思う部分が出てきたのです。
そのうち口周りは良くなっていったように思いますが、いつからかあまり覚えていないんですが口の周りが良くなったと思ったら、次は腕が荒れ始めてきました。
皮膚科を転々とする日々と、薬を使い続けることへの疑問。
以前行った皮膚科に行ってもまたステロイド軟膏をくれるだけなので、次は近所で人気の皮膚科もやっている小児科へ行ってみました。
そこでは大量の保湿剤とステロイド軟膏が出されました。
「こんなに保湿しないといけないの?」
ここでもまた何だかモヤっとした気持ちでしたが、それしかないのでその薬を塗る日々でした。
その頃からアトピーについてやステロイドについてを色々と本格的に調べ始め、本を読んだりネットで調べたりするようになります。
そして、ステロイドの長期使用で赤黒く象のような肌になっている人やステロイドを辞めたくてもなかなか辞められない人なども知り、ずっと使い続けることに強い疑問を持ち始めました。
疑問を持ちつつも、子供の肌が荒れたら薬を使う。。一時は治るけれどまた掻いて荒れてしまう。。を繰り返しているうちに、どんどん子供の肌が弱っているように感じました。
痒いことは我慢が出来ないので、アトピー用の包帯をしたり夜はアトピー用手袋をしたりしていましたが、包帯や手袋を取ってボリボリと掻いてしまっていて、気付くと子供の腕が焼く前のハンバーグのようにグジュグジュになってしまい、どうしていいかわからなくて気が遠くなる思いと泣きそうな気持ちとで、
この時期は私自身もつらい毎日を過ごしていました。
▼長い期間、アトピー用の筒形の包帯は欠かせませんでした。
他にも子供の肌が怖いくらいに荒れ、全身がボロボロになった時があって別の皮膚科に行った時に、
「ステロイドを使わない方法はないんでしょうか?薬を使わないようにしたいんですが。。」
と聞いてみると、
「ステロイド以外の方法なんてないよ。。!うちではステロイドしか出していません!」
と怒るように言われました。
どうして疑問に思ったことを聞いただけなのに怒られるんだろう。。?
皮膚科に対する不信感が大きくなるものの、他に方法がわからずまた行った別の皮膚科で
「今まで大変だったね。。でもこれからはプロトピックで直していきましょう。。!」
と、新しい薬をくれましたが、結局それもステロイドと変わらない状態になるだけだったので、
「もう皮膚科には頼らない」と思い、それからは皮膚科に行くことをやめました。
本とクレイセラピーの出会い。
本やクレイに出会ったから皮膚科に行くことをやめようと思ったのかどうだったかはハッキリ覚えていないのですが、
いろいろと調べていく中に出会った本とクレイセラピーが、薬を使わなくてもきっと大丈夫。。!と思わせてくれました。
本との出会い。
アトピーについての本は何冊か読みましたが、私が本当に読んで良かったと思えた本は竹川春日美さんの「子供のアトピーは自然に治す」という本です。
その本の中で私の気持ちを本当に楽にさせてくれた言葉がありました。
それは、
「掻いても大丈夫。」
という言葉。
それまでは子供がボリボリと掻き出した時には、いたたまれない気持ちで「掻かないんだよ〜」などと声をかけていましたし、掻いていくうちにどんどんと血まみれになったり、皮膚がボロボロと落ちていく様子を見て本当に辛かったのですが、
掻いてもいい、掻いても大丈夫。とわかって、親子共々心が軽くなったのです。
3歳の頃だったと思いますが、子供に
「これからは掻いても大丈夫だよ。。!」
と言うと、子供も嬉しそうに
「掻いてもいいの?」
と笑顔になった事を覚えています。
私が読んだ本はこちらです*
クレイセラピーとの出会い。
そしてもうひとつはクレイセラピーとの出会い。
オーストラリアにお住まいの日本人の方のアロマ&クレイセラピーのサイト「E-Conception (イー・コンセプション)」さんを知り、こちらでクレイセラピーの本を販売されていたので、
まずは本を読んで、それからクレイ(泥)を使った方法でアトピー を治療していきました。
このクレイを3歳の頃から使用するようになってからは毎年毎年、少しずつよくなっていき、小学校に入る頃には本当にキレイになり、季節の変わり目に少し荒れる時にクレイを使う、というくらいになっていきました。
クレイがステロイドの代わりのような役割をし、荒れたお肌の炎症を少しずつ少しずつ治めていってくれました。
子供は現在は中学2年生になりましたが、中学校に入ってから生活環境の変化から一度ものすごく首回りなどが荒れてしまった事がありましたが、その時もクレイを使い、治す事が出来ました。
ステロイドのように、塗ったら一瞬でキレイになるという事はありませんが、副作用などの心配もなく安心して使い続けられるクレイセラピーに出会えた事と、先ほどの本に出会えた事、この2つが薬を使わなくなった理由です。
薬以外で治していく方法もある事を伝えたい想いから。
この事を書こうと思った理由は、ステロイドは絶対に使ってはいけない!と言いたい訳ではなく、
アトピーを治していく方法にステロイドを使ってそれが合う人もいると思いますし、合わない人もいるのだから、合わない人には薬を使わずにこんな方法で治していくことも出来ますよ。という、治し方のひとつをお伝えしたいと思ったからです。
ステロイドが合う方はそれで治療をしていけばいいと思いますし、上手に付き合っている方もいらっしゃるようです。
でも私の子供には合わなかったですし、私自身も長く使っていく事に疑問を感じました。
また、お友達や知り合いの方でステロイドの長期使用で副作用が出ている人がいた事も使う事を躊躇させました。
そんな時に、ステロイド以外の治療方法がいくつかあれば、「これは合わなかったから、こっちでやってみよう」という選択肢が出来て良いのではと思いますし、そんな中の一つとして私がやってきた方法を知ってもらえたらと思っています。
私がやってきた方法が合わない方ももちろんいらっしゃるとは思いますし、他にも薬を使わずに治していく方法がたくさんあるのかもしれません。
ただ、こんなやり方で治していった人もいるよ〜という、ひとつの方法をこれからお伝えしていきたいと思います。
「治した」と言っても私の子供はまだ中学生で、季節の変わり目などに荒れることもあり完治した訳ではありません。
ですが、荒れた時には副作用の心配のないクレイを使ったり、食生活を見直していく事で治っていく事がほとんどなので、
「安心してアトピーと付き合っていける方法」
とでも言った方がいいのかもしれません。
この一つの方法が、どなたかのお役に立てれば嬉しいなと思います。
本を読んで実践した事、クレイの使い方、私がずっと使ってきたアトピーグッズなどをこれからお伝えしていく予定です*
子供のアトピーを治していく方法-クレイセラピー編-はこちらです*
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